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2014,08,30, Saturday
「中台梯子獅子」(横芝光町)
author :
犬吠埼観光ホテル
本日ご案内するのは、近隣市「横芝光町」「大宮神社」で8月31日(日)に開催されます「中台梯子獅子」です。
「横芝光町」ですが、「千葉県」「北東部」に位置する「町」で、2006年(平成18年)3月27日に「山武郡」「横芝光町」と、「匝瑳郡」「光町」が合併し、新たに発足した「町」です。
「横芝光町」の「発足時」の「人口」ですが、約2万6000人で、「横芝光町」の「町役場」ですが、「旧・光町役場」となっています。
ちなみに2014年(平成26年)7月1日現在の「横芝光町」の「総人口」ですが、25160人、「男性」は12380人、「女性」は12780人、「世帯数」9541世帯となっています。
「横芝光町」は、「千葉県」の「太平洋」側、「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)のほぼ「中央」に位置し、「横芝光町」の「北部」は「標高」の高い「場所」もありますが、「起伏」は大きくなく、「中央部」を「九十九里平野」「最大」の「河川」である「栗山川」(2012年2月18日のブログ参照)が流れています。
「横芝光町」に隣接している「自治体」ですが、「山武市」、「匝瑳市」、「山武郡」「芝山町」、「香取郡」「多古町」となっています。
「大宮神社」は、「横芝光町」の「鎮守の森」の「奥」に鎮座する「神社」です。
「大宮神社」の「創建」ですが、「文献」はありませんが、大同年間(806〜810年)といわれており、「大宮神社」の「御祭神」ですが、「大己貴命(オオナムチノミコト)」で、一般的には「大国主命(オオクニヌシノミコト)」として知られている「神様」です。
「大宮神社」では、毎年8月最終日曜日の「風祭り」に、「五穀豊穣」、「悪霊払い」、「息災延命」を祈願して、「獅子舞い」が行われています。
この「お祭り」ですが、「二百十日」(立春から数えて210日目)は、「台風」などの「時期」なので「風」を鎮め、「五穀豊穣」と、「家内安全」を祈念するもので「地名」の「中台」をつけて「中台風祭り」といわれています。
「風祭」は、「日本各地」において、毎年「二百十日」前後に行われる「風」を鎮めるための「祭り」で、「二百十日」は「台風来襲」の「特異日」のため、「収穫」前の「農産物」が「被害」に遭わないように「祈願」することを目的としています。
「風祭」の「代表例」は、「おわら風の盆」等があげられ、「二百十日」の「台風」の「災害」が起こらないように祈願されています。
「地方」によっては「屋根」や、「竹竿」の「先」等に、「風上」に向けて「鎌」を立てる「風切り鎌」の「風習」も見られ、「風祭」は、「風祭り」とも書きます。
「大宮神社」の「風祭り」ですが、「梯子獅子舞」や、「中台梯子獅子」とも呼ばれています。
毎年210日の「風祭り」に、「大宮神社」「境内」で、「豊作祈願」、「害虫予防」として「獅子舞」が奉納され、7間半(13.5m)もの「大梯子」を掲げ、「梯子」の上で、ひとりが「頭」、ひとりが「体」を演じて、「お囃子」に合わせて「コンビネーション」よく「逆立ち」したりと勇壮に舞う「伝統的」な「行事」で、「中台梯子獅子」は江戸時代から続くといわれています。
江戸時代の中期に「浅間山」が噴火した1782年、69日間「太陽」(日)が出なかったといわれ、そのために「有名」な「天明の飢饉」が発生し、発生時「全国的」に「大凶作」となり、多くの「餓死者」が発生したそうです。
江戸時代は、全体に「寒冷な気候」で、他にも寛永19年(1642年)、享保17年(1732年)、天保4年(1839年)〜享保17年等でも、「冷害」、「台風」、「虫害」、「干魃(カンバツ)」等の大きな「被害」があったそうです。
「中台地区」では、文化11年(1814年)に「大凶作」に見舞われ、「稲」の「開花期」に「風雨」が続き、「日照時間」が不足、連日の「北風」で「主食」の「ヒエ」や、「栗」まで「風」に倒され、「食料」がなくなり、その上8月末に「季節外れ」の「大霜」にあい、「米」、「そば」は皆無となったそうです。
幾度かの「冷害」や、「干魃」、「台風」などの「状況」をたび重ね、村人たちは「神頼み」で「日常生活」の「平穏」を祈願し、「獅子舞」などを「神社」に奉納したものと考えられています。
「中台梯子獅子舞」ですが、「二人立ち伎楽系」の「獅子舞」で、「演目」は「玉じゃれ」と、「梯子獅子舞」です。
「玉じゃれ」ですが、「ヒョットコ」が寝ていた「獅子」を「玉」で釣るという「演目」です。
「梯子獅子」では、「獅子」は「舞台」の「四隅」の「榊」を食(ハ)むように舞った後、「舞台」から「地面」に飛び降り、「獅子」は「地上」で舞いながら、「梯子」に向かいます。
「大宮神社」「境内」では、「大銀杏」に立てかけられた33段の「大梯子」を「獅子」は登りながら、「横」になったり、「逆立ち」したりと、「曲芸舞」を披露するそうです。
「梯子」の「頂上」では、「獅子」が大きく「体」を反らし、「獅子」の「演技」が決まるたび、「梯子」下で見ている「見物客」の大きな「声援」と、「拍手」が沸き起こるそうです。
「地上」に飛び降りた「獅子」は、「大宮神社」「拝殿」を回ると、「正面」の「柱」を噛む「仕草」をして「舞」を終えます。
なお「中台梯子獅子舞」では、「大宮神社」「境内」の「周り」を「獅子」が舞う際に、「子供」の「頭」を「獅子」に食べてもらうと、丈夫に育つといわれています。
「横芝光町」「中台地区」に鎮座する「大宮神社」で奉じられる「五穀豊穣」、「悪霊払い」、「息災延命」を祈願する「伝統行事」「獅子舞」「中台風祭り」「中台梯子獅子」。
この機会に「横芝光町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「中台梯子獅子」詳細
開催日時 8月31日(日) 14時頃〜
開催会場 大宮神社 山武郡横芝光町中台1211
問合わせ 横芝光町産業振興課商工観光班 0479-84-1215
備考
「中台梯子獅子」は、2009年(平成21年)4月に「横芝光町」の「町指定無形民俗文化財」に指定されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=3109 |
|
地域情報::匝瑳
| 07:10 PM |
2014,08,30, Saturday
「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」(山武市)
author :
犬吠埼観光ホテル
本日ご紹介するのは、近隣市「山武市」「伊藤左千夫生家」、「成東文化会館のぎくプラザ」で9月2日(火)〜30日(火)の期間開催されます「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」です。
「伊藤左千夫」氏は、元治元年(1864年)8月18日に「武射郡」「殿台村」(現「山武市」「殿台」)「十八番屋敷」に「伊藤良作」・「なつ」の「四男」として生まれました。
8月18日は、「新暦」に直すと9月11日ということもあり、「山武市」では、「伊藤左千夫生誕150年」を記念して9月に「左千夫まつり」を行うそうです。
「近代短歌」の「鉄人」と称され、「斎藤茂吉」・「土屋文明」等を「弟子」に持つ「文学者」であった「伊藤左千夫」。
では、「師」「正岡子規」は「左千夫」をどのように思っていたのでしょうか?
「ホトトギス」「第三巻」「第十号」(明治33年7月30日発行)に「子規」が「左千夫の家」(本所茅場町)を訪ねる「話」「車上の春光」が掲載されています。
「根岸」の「子規庵」から「左千夫の家」までの「人力車」から見える「風景」を克明(こくめい)に記した「作品」です。
「四月二九日の空は青々と晴れ渡って、自分のような病人は寝て居る足のさきに微寒を感ずるほどであった。
格堂が来て左千夫の話をしたので、ふと思いついて左千夫を訪ねようと決心した。」
「子規」が「左千夫宅」を突然訪ねましたが、「左千夫」は出掛けていて留守。
「奥さん」が「方々」に「使い」を出し、「左千夫」が所有している「容斎の吉野」、「暁斎の鴉」など「色々」な「絵」を見せられたと記しています。
ふと「庭」に「目」をやれば、
「松が四、五本あって下に木賊(とくさ)が植えてある。
塵一つ落ちて居ない。」
「庭」がきれいに掃き清められていた「様子」が分かります。
「子規」が訪ねてくることを知らなかった「左千夫」は、「子規」を迎えるためではなく、常にきれいにしていたと思われます。
そこで「子規」から「無一塵」と称され、「左千夫」「自身」も「無一塵」の「印」を作製したり、「無一塵庵主人」と号していました。
また、「子規」は「竹の里人」(明治33年)に「左千夫」に贈る「六首中」に
「お茶博士いやしき人と牛飼をたうとき業と知る時花咲く」
「本所の四ツ目に咲けるくれないの牡丹燃やして悪き歌を焚け」
他「四首」あります。
「左千夫」は「伊藤並根」に「茶道」の「手ほどき」を受け、「子規」から「お茶博士」と呼ばれるほど「茶の湯」に精通していたことが伺えます。
「資料館」の「左千夫」「関連収蔵資料」の中でも「茶の湯」に関する「資料」が多く遺存しています。
「左千夫」の「戒名」も「唯真居士」で「茶室唯真閣」から取ったと思います。
「茶人 左千夫」を顕彰すべく「年」2回「左千夫茶会」を「平成13年度」から実施しています。
「山武市」では、「師」「正岡子規」から「無一塵」きれい好き、「お茶博士」と呼ばれた「伊藤左千夫」を再考するために、「資料館」に来館・「記念事業」に参加下さいと呼びかけています。
「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」ですが、9月2日(火)から9月30日(火)の期間開催されます「記念イベント」です。
「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」の「内容」ですが、「生家開放」、「講演会」、「映画上映・コーラス鑑賞」、「左千夫生誕150年茶会」となっています。
「生家開放」ですが、「通常」では「入室厳禁」の「伊藤左千夫生家」を開放するそうです。
「生家開放」では、「伊藤左千夫生家」の「築220年の趣」を体感でき、また、「展示パネル」で「左千夫」の「生涯」を展示するそうです。
(9月1日からエレベーター工事のため資料館休館)
開催期間 9月2日(火)〜30日(火)
開催時間 9時〜16時半
*生家閉館 9月8日(月)・16日(火)・22日(月)・29日(月)
「講演会」ですが、下記の通りとなっています。
開催日時 9月20日(土) 13時半〜16時
開催会場 成東文化会館のぎくプラザ視聴覚室
演題 1 「野菊の墓」について
2 「左千夫の短歌(うた)」について
講師 1 永塚功先生 (伊藤左千夫研究家・元日本大学教授)
2 大河原淳行先生 (短歌21世紀主宰)
参加費 無料
「映画上映・コーラス鑑賞」ですが、「松田聖子」「主演」の「野菊の墓」(1981年封切り)を上映します。
「映画上映・コーラス鑑賞」ですが、下記の通りとなっています。
開催日 9月21日(日)
1回目
「映画」 10時〜11時40分
「コーラス」 11時40分〜正午
2回目
「コーラス」 13時半〜13時50分
「映画」 14時〜15時半
開催会場 成東文化会館のぎくプラザホール
「左千夫生誕150年茶会」ですが、下記の通りとなっています。
開催日時 9月27日(土) 10時〜15時
開催会場 伊藤左千夫生家 茶室「唯真閣」
募集人数 200人(先着)
参加費 無料
「伊藤左千夫生家」「成東文化会館のぎくプラザ」「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」。
この機会に「山武市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」詳細
開催期間 9月2日(火)〜9月30日(火)
開催会場 伊藤左千夫生家 山武市殿台343-2
開館時間 9時〜16時半
生家閉館 9月8日(月)・16日(火)・22日(月)・29日(月)
「伊藤左千夫」「講演会」詳細
開催日時 9月20日(土) 13時半〜16時
開催会場 成東文化会館のぎくプラザ視聴覚室 山武市殿台290-1
演題 1 「野菊の墓」について
2 「左千夫の短歌(うた)」について
講師 1 永塚功先生 (伊藤左千夫研究家・元・日本大学教授)
2 大河原惇行先生 (短歌21世紀主宰)
参加費 無料
「映画上映・コーラス鑑賞」詳細
開催日時 9月21日(日) 10時〜(1回目・映画) 11時40分〜(1回目・コーラス)
9月21日(日) 13時半〜(2回目・コーラス) 14時〜(2回目・映画)
開催会場 成東文化会館のぎくプラザホール 山武市290-1
「左千夫生誕150年茶会」詳細
開催日時 9月27日(土) 10時〜15時
開催会場 伊藤左千夫生家 茶室「唯真閣」 山武市殿台343-2
募集人数 200人(先着)
参加費 無料
問合わせ 歴史民俗資料館 0475-82-2842
備考
「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」の「開催行事」は、「変更」・「中止」の場合がありますので、予(あらかじ)めご承知おきくださいとのことです。
なお「伊藤左千夫生誕150年記念」「左千夫まつり」では、「左千夫ゆかりの地散策」と題し、「第1弾」として10月15日(水)に「山武市役所」集合、「亀戸天神」・「普門院」(東京都江東区)散策と、「第2弾」として11月19日(水)に「山武市役所」集合、「子規庵」・「書道博物館」(東京都台東区)散策を行うそうです。
「左千夫ゆかりの地散策」「詳細」ですが、下記の通りとなっています。
「左千夫ゆかりの地散策」詳細
第1弾
開催日 10月15日(水)
集合場所 山武市役所
集合時間 9時
帰着時間 17時
散策先 亀戸天神・普門院 (東京都江東区)
講師 中川番所資料館 久染健夫先生
募集人数 30人
参加費 2000円
募集開始 9月15日(祝・月)
第2弾
開催日 11月19日(水)
集合場所 山武市役所
集合時間 9時
帰着時間 17時
散策先 子規庵・書道博物館 (東京都台東区)
講師 子規庵保存会理事 斎藤直子先生
募集人数 30人
参加費 2000円
募集開始 10月15日(水)
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2477 |
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地域情報::九十九里
| 10:37 AM |
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