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「天長祭(てんちょうさい)」(鹿嶋市)
 本日ご案内するのは、近隣市「鹿嶋市」「鹿島神宮」で12月23日(祝・月)に開催されます「天長祭(てんちょうさい)」です。

 「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)は、皇紀元年(紀元前660年)の「創建」と伝えられる「日本」を代表する「神社」で、「千葉県」「香取市」の「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)、「茨城県」「神栖市」の「息栖神社(いきすじんじゃ)」(2010年11月7日のブログ参照)とともに「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつにも数えられている「名社」です。
 「鹿島神宮」の「御祭神」は「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」で、「武の神」として古くから「皇室」や「藤原氏」の「崇敬」を受け、鎌倉期以降は「武家政権」から篤い「信仰」を得てきました。
 「鹿島神宮」「御祭神」は「武甕槌大神」は、上記のように「武神」として知られているため、「鹿島神宮」周辺は「武芸」が盛んとなり「剣聖」「塚原卜伝(つかはらぼくでん)」(2011年11月29日のブログ参照)が生まれています。
 ちなみに「塚原卜伝」は、「日本」の戦国時代の「剣豪」、「兵法家」で「父祖伝来」の「鹿島古流」(鹿島中古流)に加え、「天真正伝香取神道流」を修めて、「鹿島新当流」を開きいた「剣豪」として知られ、「塚原卜伝」は、39度の「合戦」、19度の「真剣勝負」に臨みながら一度も負傷しなかったと伝えられています。
 また「鹿島神宮」の「御祭神」「武甕槌大神」は、「香取神宮」「御祭神」「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」とともに「天孫降臨(てんそんこうりん)」に先立ち「国譲り」の「交渉」をしたといわれています。
 「鹿島神宮」は、上記のように「皇室」・「公家」・「武士」に関わらず長く「尊崇」され続け、明治維新、明治4年(1872年)5月「近代社格制度」において「官幣大社」に列しています。

 「鹿島神宮」は、上記のように「武の神」として「皇室」や「藤原氏」の「崇敬」を受け、さらに鎌倉時代以降は「武家政権」の「信仰」も得て、「社殿」・「楼門」・「宝物類」の「奉納」や「所領寄進」が繰り返されてきました。
 「鹿島神宮」「楼門」は、寛永11年(1634年)、「徳川頼房」公が奉納した「楼門」で、「日本三大楼門」のひとつとして知られています。
 「鹿島神宮」「楼門」は、「緑」の中にひときわ「朱色」が鮮やかな「楼門」で、「鹿島神宮」「楼門」の「扁額」は「東郷平八郎元帥」の「直筆」によるものだそうです。
 「鹿島神宮」は、現在も「宮中」で行われている「1月元旦」の「四方拝」で遥拝される「一社」であり、「香取神宮」とともに「古代朝廷」が「東国」を治めるにあたって「蝦夷」に対する「前線基地」として重要視されていたそうです。

 「天長祭」は、「皇室」の「小祭」のひとつで、「天皇誕生日」に「宮中三殿」で行われています。
 「天長祭」は、「天皇」の「御誕生日」にあたって、「国民」が「慶祝」の「意」を表し、「神祇」に感謝し、「聖寿」の「万歳」と「国家」の「長久」を祈念する「祭祀」なのだそうです。
 「天長祭」「当日」は、「天皇陛下」「ご誕生」をお祝いし、「ご長寿」をお祈りする「祭儀」が行われます。
 「鹿島神宮」「天長祭」では、「福もち奉納会」により「奉祝」の「餅つき」が執り行われ、「御来宮」頂いた「参拝」の方に「つきたて」の「お餅」が振る舞われるそうです。
 「天長祭」「当日」、「鹿島神宮」では、「つきたて」の「お餅」でこしられた「おしるこ」や「お雑煮」が振る舞われます。

 「天皇陛下」の「御誕生」をお祝いし、「御長寿」を祈願する「鹿島神宮」の「祭儀」「天長祭」。
 この機会に「鹿嶋市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「天長祭」詳細

 開催日時 12月23日(祝・月) 10時〜

 開催会場 鹿島神宮 本殿 茨城県鹿嶋市宮中2306-1

 問合わせ 鹿島神宮 0299-82-1209

 備考
 「鹿島神宮」では、「初詣」に「全国」から60万人以上が参拝しており、「参拝者数」では「茨城県2位」に及ぶ「参拝者」が訪れている「人気初詣スポット」です。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1928 |
| 地域情報::鹿島 | 11:12 AM |

 
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