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「宮贄祭(みやにえさい)」(鹿嶋市)
 本日ご案内するのは、近隣市「鹿嶋市」「鹿島神宮」で12月20日(金)に開催されます「宮贄祭(みやにえさい)」です。

 「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)は、「茨城県」「鹿嶋市」「宮中」に鎮座する「神社」で、「御祭神」は「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」です。
 「武甕槌大神」は、「天照大神(あまてらすおおかみ)」の「命令」を受けて、「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」(「鹿島神宮」の「御祭神」)とともに、「天孫降臨(てんそんこうりん)」に先立ち、「高天ヶ原(たかまがはら)」より「出雲(いずも)国」(島根県)に降(くだ)り、「大国主神(おおくにぬしのかみ)」と「国譲り」の「交渉」をしたと「神話」で語られる「神様」で、「神武天皇(じんむてんのう)」の「大和(やまと)国」(奈良県)入国にも「天皇」を「守護」したと伝えられています。
 「神武天皇」が「即位」ののち、「神恩感謝」のため「当地」「鹿島の地」に祀らせたのが、「鹿島神宮」の「起源」であると「伝承」されています。

 「常陸国風土記(ひたちのくにふどき)」(2012年6月3日のブログ参照)に、そのあと「崇神天皇(すじんてんのう)」の「代」になり、「大阪山」に「大神」が現れ、「中臣神聞勝命(なかとみのかむききかつのみこと)」の「代」になり、「大阪山」に神託し、それにより「天皇」は「大刀(たち)」、「鉾(ほこ)」、「鉄弓」など多くの「幣物」を奉ったと記し、さらに「日本武尊(やまとたけるのみこと)」のとき、「神示」により「舟」3隻を奉納したと記されています。
 このことから「大和朝廷」の「東方経営」とともに、「武神」としての「鹿島神宮」が創建されたのであろうと推察されています。

 古くより「鹿島神宮」は、「中臣氏」に奉仕していますが、「常陸国風土記」に「神戸65烟」と記していますが、「新抄格勅符抄」に、786年(延暦5年)に「新封105戸」と記されています。
 奈良時代、「九州防備」に赴(おもむ)く「東国」の「防人(さきもり)」が、まずかも鹿島神宮 に詣(もう)でてから出発していたことから「鹿島立(だ)ち」(鹿島立)の「語」が生じ、それが広く「旅立ち」の「意」に用いられたのは、「鹿島神宮」が古くより知られていたためとみられています。

 「鹿島神宮」では、毎年12月20日に「宮贄祭」を催行しています。
 「宮贄祭」では、「一年の感謝」を込めて、「甘酒」と「特殊神饌」を調理してお供えするそうです。

 「宮贄祭」は、午前10時から行われ、「鹿島神宮」「楼門」の前に「宮司」が並び、参進、「祓所」に「参列者」と共に揃い、「お祓い」、「お祓い」を終えると「高房社」に向かいます。
 「高房社」に参進後「参拝」、「鹿島神宮」「本殿」に参進し、「鹿島神宮」「本殿」でお上がりになります。
 「鹿島神宮」「本殿」では、「宮司一拝」し、「献饌」、「祝詞(のりと)奉上」を行うそうです。

 「鹿島神宮」で行われる「古式」ゆかしい「年中行事」「宮贄祭」。
 この機会に「鹿嶋市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「宮贄祭」詳細

 開催日時 12月20日(金) 10時〜

 開催会場 鹿島神宮 茨城県鹿嶋市宮中2306-1

 問合わせ 鹿島神宮 0299-82-1209

 備考
 「鹿島神宮」の「最寄り駅」「鹿島神宮駅」周辺では、毎年恒例となっている「イルミネーションイベント」「KASHIMA光のアート・ギャラリー2013」が行われています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1932 |
| 地域情報::鹿島 | 03:01 PM |

 
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