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2013,08,23, Friday
「中台風祭り」「中台梯子獅子舞」(横芝光町)
author :
犬吠埼観光ホテル
本日ご案内するのは、近隣市「横芝光町」「大宮神社」で8月25日(日)に開催されます「中台風祭り」「中台梯子獅子舞」です。
「横芝光町」は、「千葉県」「北東部」にある「町」で、2006年(平成18年)3月27日に「山武郡」「横芝町」と「匝瑳郡」「光町」が合併し、新たに発足しました。
「横芝光町」の「発足時」の「人口」は約2万6000人(2013年9月1日現在、総人口25138人)、「町役場」は旧「光町役場」となっています。
「横芝光町」は、「千葉県」の「太平洋側」、「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)のほぼ中央に位置し、「町」の「北部」は「標高」の高い場所もありますが、「起伏」は大きくなく、「町」の「中央部」を「九十九里平野」最大の「河川」である「栗山川」(2012年2月18日のブログ参照)が流れています。
「横芝光町」に隣接している「自治体」ですが、「山武市」、「匝瑳市」、「山武郡」「芝山町」、「香取郡」「多古町」となっています。
「大宮神社」は、「横芝光町」の「鎮守の森」の「奥」にある「神社」です。
「大宮神社」の「創建」ですが、「文献」等はありませんが、大同年間(806〜810年)「創建」といわれており、「大宮神社」の「御祭神」ですが、「大己貴命(オオナムチノミコト)」で、一般的には「大国主命(オオクニヌシノミコト)」として知られている「神様」です。
「大宮神社」では、毎年「8月最終日曜日」の「風祭り」に、「五穀豊穣」、「悪霊払い」、「息災延命」を祈願して「獅子舞い」が行われています。
この「お祭り」は「二百十日」(「立春」から数えて210日目)は、「台風」などの「時期」なので「風」を鎮め、「五穀豊穣」と「家内安全」を祈念するもので「地名」の「中台」をつけて「中台風祭り」といわれています。
ちなみに「風祭」は、「日本各地」において、毎年「二百十日」前後に行われる「嵐」を鎮めるための「祭り」で、「二百十日」は「台風来襲」の「特異日」のため、「収穫」前の「農産物」が「被害」に遭わないよう「祈願」することを「目的」としています。
「風祭」の「代表例」ですが、「おわら風の盆」等があげられ、「二百十日」の「台風」の「災害」が起こらないように「祈願」されています。
「地方」によっては「屋根」や「竹竿」の「先」等に「風上」に向けて「鎌」を立てる「風切り鎌」の「風習」も見られ、「風祭」は、「風祭り」とも書くそうです。
「大宮神社」の「風祭り」は、「梯子獅子舞」や「中台梯子獅子」とも呼ばれ、上記のように毎年「210日」の「風祭り」に、「大宮神社」「境内」で「豊作祈願」、「害虫予防」として「獅子舞」が奉納され、「7間半」(13.5m)もの「大梯子」の上で「勇壮」に舞われることから「中台梯子獅子」といわれています。
「中台梯子獅子」では、「大宮神社」「境内」の「大銀杏」に「7間半」(13.5m)もの「大梯子」をかかげ、「梯子」の上で、ひとりが「頭」、ひとりが「体」を演じ、「お囃子」にあわせて「コンビネーション」よく「逆立ち」したりと「勇壮」に舞う「伝統的」な「行事」で江戸時代から続くといわれています。
「中台風祭り」の「由来」ですが、以下のようになっています。
江戸時代の中期に「浅間山」が噴火した1782年に69日間「太陽」(日)が出なかったと言われ、そのために有名な「天明の飢饉」が発生時、全国的に「大凶作」となり、多くの「餓死者」が発生しました。
江戸時代は、全体に「寒冷な気候」で、他にも寛永19年(1642年)、享保17年(1732年)、天保4年(1839年)〜17年(1852年)等でも、「冷害」、「台風」、「虫害」、「干魃(かんばつ)」等大きな「被害」があったそうです。
「中台地区」では、文化11年(1814年)に「大凶作」に見舞われ、「稲」の「開花期」に「風雨」が続き、「日照時間」が不足し、連日の「北風」で「主食」の「ヒエ」や「粟」まで「風」に倒され、「食料」がなくなり、その上8月末に「季節外れ」の「大霜」にあい、「米」、「そば」は皆無となったそうです。
幾度かの「冷害」や「干魃」、「台風」などの「状況」をたび重ね、村人たちは「神頼み」で「日常生活」の「平穏」を「祈願」し、「獅子舞」などを「神社」に奉納したものと考えられています。
「中台梯子獅子舞」は、「二人立ち伎楽系」の「獅子舞」で、「演目」は「玉じゃれ」と「梯子獅子舞」です。
「玉じゃれ」は、「ヒョットコ」が寝ていた「獅子」を「玉」で釣るという「演目」で、「梯子獅子舞」では、「獅子」は「舞台」の「四隅」の「榊」を食(は)むように舞った後、「舞台」から「地面」に飛び降り、「獅子」は「地上」で舞いながら、「梯子」に向かい、「大宮神社」「境内」の「大銀杏」に立て掛けられた「33段」の「大梯子」を「獅子」は登りながら、「横」になったり、「逆立ち」したりと「曲芸舞」を披露するそうです。
「梯子」の「頂上」では、「獅子」が大きく「体」を反らし、「獅子」の「演技」が決まるたび、「梯子」下で見ている「見物客」の大きな「声援」と「拍手」が湧き起こるそうです。
この「演技」の後、「獅子」は「口」から「紙吹雪」を撒き、徐々に「梯子」を降りていきます。
「地上」に飛び降りた「獅子」は、「大宮神社」「拝殿」を回ると「正面」の「柱」を噛む「仕草」をして「舞」を終えます。
なお「中台梯子獅子舞」では、「大宮神社」「境内」の「周り」を「獅子」が舞う際に、「子供」の「頭」を「獅子」に食べてもらうと丈夫に育つと言われています。
「中台地区」に伝承されている「大宮神社」の「獅子舞」「中台風祭り」「梯子獅子舞」。
この機会に「横芝光町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「中台風祭り」「梯子獅子舞」詳細
開催日時 8月25日(日) 14時〜
開催会場 大宮神社 山武郡横芝光町中台1211
問合わせ 横芝光町産業振興課 0479-84-1215
備考
「中台梯子獅子舞」は、2009年(平成21年)4月に「横芝光町」の「町指定無形民俗文化財」に指定されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1806 |
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地域情報::匝瑳
| 07:55 PM |
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