本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「龍正院(りゅうしょういん)」(滑河観音)で8月9日(金)に開催されます「滑河観音四万八千日(なめかわかんのんしまんはっせんにち)」です。
「龍正院」(滑河観音)は、平安時代初期の承和5年(838年)「慈覚大師」の「開基」と伝わる「坂東33ヶ所観音霊場」の「第28番札所」で、「宗派」は「天台宗」の「寺院」です。
「龍正院」(滑河観音)の「御本尊」ですが、「十一面観世音菩薩」で、「延命」・「安産」・「子育て」の「守り本尊」として「参詣者」が後をたたない「寺院」として知られています。
「龍正院」(滑河観音)「本堂」は、元禄11年(1698年)建立の「八間四面」の広壮な「建物」で、「千葉県」の「県指定有形文化財」に指定されており、「龍正院」(滑河観音)「境内」には「千葉県」の「県文化財」の「法印塔」、「夫婦松」などがあり、「春秋」の「坂東札所参拝シーズン」には、「観光バス」が「龍正院」(滑河観音)に連なります。
「龍正院」(滑河観音)「仁王門」ですが、室町時代末期の「建築」、「滑河観音」の「山門」で、「茅葺き屋根」の「素朴」で「温かみ」のある「山門」は、「国指定」の「重要文化財」に指定されています。
また「龍正院」(滑河観音)「境内」には「しもうさ七福神」(2012年1月18日のブログ参照)の「毘沙門天」もお祀りしています。
「龍正院」(滑河観音)「境内」は、とても美しく、落ち着いた「佇(たたず)まい」で、その中に睦まじく「樹齢」を重ねた「名木」「夫婦松」(アカマツ)が茂っており、昭和40年(1965年)4月27日に「成田市」の「市指定文化財」に指定されています。
また「龍正院」(滑河観音)「夫婦松」に併置されている「句碑」は寛政5年(1793年)の「銘」で
「観音の いらか見やりつ 花の雲」
の「松尾芭蕉」の「句」が刻まれ、「龍正院」(滑河観音)にも「心」が通じるものがあるそうです。
この「句」は、貞亨3年(1686年)、「松尾芭蕉」43歳の「時」の「句」と言われており、「病気」で「深川」の「芭蕉庵」に寝ていた時に作ったと言われています。
「四万八千日」(2012年8月7日・2011年8月7日のブログ参照)は、「龍正院」(滑河観音)で行われる「夜祭」で、この日は「観音様」の最も深い「ご縁」がいただける「日」で、この「日」にお参りすると、「4万8000日分」お参りしたのと同じ「御利益(ごりやく)」があると言われています。
「四万八千日」当日は、新しい「仏様」と二年目の「仏様」の「精霊棚」にお供えするための「お札」と「鬼灯(ほおずき)」を求めて「龍正院」(滑河観音)では、近隣より多くの「善男善女」が訪れ、賑わいます。
(「新盆」を迎える「家」では、「観音様」と「地蔵様」の「お札」や、「鬼灯(ほおずき)」を求め「朝」から「参詣者」が訪れ賑わいます。)
「四万八千日」では、「夜」に「大護摩」も焚かれ、様々な「願い」を「観音様」にたくすのですが、「露店」並ぶ「夜の参道」は、しみじみとした「雰囲気」と賑々しい「夏祭り」の様子とで、殊に「趣」のあるものとなっています。
「成田」の「古刹」「龍正院」(滑河観音)で開催される「夏」の「御縁日」「滑河観音四万八千日」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「滑河観音四万八千日」詳細
開催日 8月9日(金)
開催会場 龍正院(滑河観音) 成田市滑川1196
問合わせ 龍正院(滑河観音) 0476-96-0217
備考
「龍正院」周辺には、「小御門神社」(2013年4月28日・2012年4月28日のブログ参照)、「昌福寺」、「成田ゆめ牧場」(2012年5月12日・2010年8月24日のブログ参照)などがあります。
また「龍正院」は、毎年11月18日に、「滑河観音木まち」(2012年11月11日・2011年11月13日のブログ参照)が行われる事でも知られています。
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