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「佐原の大祭夏祭り」(八坂神社祇園祭)(香取市)
 本日案内するのは、となりまち「香取市」「佐原本宿地区」(八坂神社周辺)で7月12日(金)〜14日(日)の期間開催されます「佐原の大祭夏祭り」(八坂神社祇園祭)です。

 「佐原」は、現在の「香取市」「旧佐原市」に属している「地区」です。
 「香取市」は、「千葉県」の「北東部」に位置し、「首都」「東京都」から約70km、「世界の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)から約25kmに位置し、「人口」86380人(2008年8月1日現在)(現在「人口」82590人)の「市」であり、2006年に「佐原市」、「小見川町」、「山田町」、「栗源町」が合併し誕生しました。
 「佐原」は、江戸時代〜昭和初期にかけて、「利根川舟運」による「河港商業都市」として栄え、周辺の「農業生産力」を「背景」に「醸造業」なども盛んな「産業都市」であったそうです。
 「佐原」の「中心部」を「南北」に流れる「利根川支流」「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)「両岸」に、「水運」により運ばれてきた「物資」を扱う「問屋街」が形成されるとともに、「小野川」付近の「香取街道」沿いに展開していた「小売店舗」も「賑わい」を見せ、「佐原の町並み」は、「舟運」により「物資」と共に流入した「江戸文化」と「町人自治」の「伝統」は、「江戸優り(えどまさり)」とも言われました。

 近代に入り「佐原」は、「陸上交通機関」が整備されますと、1960年代頃までは「近郊」の「中心地区」として「1市8町」、約15万人の「商圏」となり、「商店街」も「賑わい」を保っていたそうです。
 しかし、1978年に「成田空港」(2012年12月10日のブログ参照)が開設されますと、「商圏」としての「佐原」の「求心力」は次第に「低下」し、「佐原」の「中心市街地」は、「衰退」に向かうこととなり、1990年代になりますと、「中心市街地衰退」に「憂慮」する「市民」が「中心」となり、埋もれていた「佐原の資源」を蘇らせ、「観光」により「交流人口」を増やし、「地域」を「活性化」させるための「活動」が始まりました。
 「佐原」は、かつて「天領」であったことから、「住民自治」の「歴史」があり、「歴史的な町並み保存」や「佐原の大祭振興」に携わる「NPO法人」や「第三セクター」の「まちおこし会社」、「観光案内ボランティア」など「市民」がそれぞれの「役割」を担うことで「官民協働のまちづくり」が展開され、「観光地」としての「魅力」を高めてきました。
 また現在「香取市」では、「佐原周辺」の「旧3町」でも「観光農業」の「推進」、「道の駅」などの「観光拠点づくり」が「積極的」に行われています。

 「香取市」「佐原」の「市街地」の「中心部」を「東西」に分断するように流れる「小野川」を「境」にして、「東側」の「地域」を「本宿」、「西側」の「地域」を「新宿」と呼んでいます。
 「佐原本宿地区」の「本宿」は「字」のごとく、中世から続く「元々」の「町場」の「地域」です。
 「佐原の大祭」(2011年7月13日のブログ参照)とは、「香取市」(旧・佐原市)にて7月に行われる「佐原本宿地区」の「八坂神社例大祭」(祇園祭)と10月に行われる「佐原新宿地区」の「諏訪神社例大祭」(2012年10月10日・2011年10月3日のブログ参照)を指します。
 「佐原」では「山車」のことを「幣臺(やだい)」といい、「佐原の大祭」の「見所」は「日本三大囃子」といわれる「佐原囃子」(2012年2月23日のブログ参照)と「幣臺」に載る「江戸型山車」の比ではない「大人形」、そして「のの字廻し」を「はじめ」とした「曲曳き」で、「関東三大山車祭り」に数えられる「佐原の大祭」は「随所」に「みせる企画」が盛り込まれた「勇壮」で「楽しい」「お祭り」となっています。
 ちなみに「日本三大囃子」は、「東京都」「神田神社」の「神田囃子」、「京都府」の「祇園祭」の「祇園囃子」、「千葉県」の「香取市」「佐原」の「佐原囃子」を指し、「関東三大山車祭り」は、「川越」、「秩父」、「佐原」を指すそうです。

 「八坂神社」(香取市)は、「香取市」「佐原本宿地区」にある「神社」で、「佐原の大祭夏祭り」(祇園祭)(2012年7月9日・2011年7月13日のブログ参照)で知られる「神社」です。
 「八坂神社」の「主祭神」は、「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」で「旧社格」は、「村社」です。

 「八坂神社」は、古く「佐原諏訪山」近傍の「天王台」に創建、江戸時代末期の天和年間(天正以前の説あり)に「現在地」へ遷座し、「佐原本宿地区」の「総鎮守」となったそうです。
 「八坂神社」は当初「表口」は「浜宿側」(現「千葉萌陽高等学校」側)にありましたが、明治初年「八坂神社」「社殿」「改造」の際に、現在の「八日市場側」(「千葉県道55線佐原山田線」・通称「香取街道」側)にも増設されました。
 それ以来、「八坂神社」には「正門」が「2か所」存在し、それぞれ「浜宿口」、「八日市場口」という「呼び方」がされ、「正門」は「1年置き」に交代するそうです。
 「八坂神社」「境内」には、「水郷佐原山車会館」(2013年1月2日のブログ参照)があり、「毎年」7月10日以降の「連続」する「金・土・日」に「例祭」が行われており、「例祭」は「佐原の大祭夏祭り」と呼ばれています。

 「佐原の大祭」は、江戸時代から続く「佐原の町並み」の中を、「日本三大囃子」のひとつ「佐原囃子」の「調べ」にのって「日本屈指」の「大人形」を乗せた「絢爛豪華(けんらんごうか)」な「山車」が曳き廻される「勇壮」な約300年の「伝統」を誇る「祭り」です。
 「佐原の大祭」では、「身の丈」5m程ある「大人形」、そして「総欅造り」の「山車」を飾る「彫刻」はともに、江戸時代から昭和初期にかけて活躍した「人形師」・「彫刻師」が手がけたもので、この「重厚」な「山車」が、「下座連」の奏でる、時に「優雅」、時に「軽快」な「佐原囃子」を「まち」に響かせながら、「歴史」ある「商家」の「軒」をかすめて曳き廻されます。

 「佐原の大祭夏祭り」(八坂神社祇園祭)は、上記のように「八坂神社」の「祭礼」で、「伝統」の「夏祭り」です。
 「佐原の大祭夏祭り」では、上記のように「身の丈」約5mにも及ぶ「大人形」を飾った「豪華」な「10台」の「山車」が「佐原囃子」の「音色」にのり、「小江戸」と呼ばれる「歴史的な佐原の町並み」(国指定重要伝統的建造物群保存地区)の中を練り歩き、「夜」になると「提灯」が灯り、「情緒的」な「雰囲気」が加わり、「祭り」は更に盛り上がるそうです。

 「佐原の大祭夏祭り」の「見所」ですが、「のの字廻し」です。
 「勇壮」な「のの字廻し」ですが、7月13日(土)18時30分頃から行われます。
 7月13日(土)の「のの字廻し」「当日」ですが、17時に「香取神宮」「入口交差点」を「先頭」に「山車」8台が整列し、18時20分から「順」に「砂切(さんぎり)」の「演奏」が開始され、「豪快」な「曲曳き」が披露されます。
 「のの字廻し」は「曲曳き」のひとつで、「前梃子」・「後梃子」・「象鼻」それぞれの「担当」が「一体」となって、ゆっくりゆっくり止めずに廻し、その後、停止せずに「綺麗」に流れると「拍手喝采」となります。

 「佐原の大祭夏祭り」では、「香取街道」沿いに、「各種広場」を特設、「香取街道」「駐車場」には「おまつりステージ広場」を設置し、「広場」内では「佐原囃子」の「演奏」に乗せて、「各町若連」による「手踊り」が「披露」され、また「飲食物」の「販売」や「休憩」の「場」として利用できます。
 (おまつりステージでの郷土芸能の披露スケジュールは下記詳細参照)

 また「下仲町市営駐車場」に設置する「にぎわい広場小江戸茶屋」では、「小江戸三市」(川越市・栃木市・香取市)からの「出店」が予定され、「休憩施設」が設けられます。
 また「向かい側」の「ふるさとお土産テント村」では、「ふるさと産品育成事業」による「芋菓子」や「地元農家」の「皆さん」による「農産物」・「農産物加工品」の「販売」が行われます。
 「旧土屋刃物店」に設置する「お祭り案内処・お茶席」では、「お祭り案内」と併せて「お祭りグッズ」の「販売」、13日(土)と14日(日)に「お茶席」を設置されます。
 「きめらパーキング」に設置する「わくわく大休憩広場」では、「各種物産」の「販売」が行われ、13日(土)、14日(日)に「郷土芸能」の「披露」が行われ、また「伊能忠敬記念館」(2013年3月24日・2012年1月29日・2011年3月8日のブログ参照)前で「演奏」が行われます。
 (わくわく大休憩広場の「郷土芸能披露」と伊能忠敬記念館前での「演奏」スケジュールは下記詳細参照)
 また「佐原商工会議所」に設置する「無料休憩所」では、7月13日(土)〜14日(日)11時〜18時の「期間」で「3階休憩場」に「お祭りビデオ」の「上映」・「休憩所」としての利用ができるそうです。

 「佐原の大祭夏祭り」の「日程」・「イベント」・「会場」ですが、以下の通りとなっています。

 7月12日(金)

 10時00分〜 山車の乱曳き

 随時    のの字廻し
 (おまつりステージ広場前)

 随時    佐原囃子と手踊りの披露
 (おまつりステージ広場・随所)

 7月13日(土)

 10時00分〜 山車乱曳き

 17時00分頃 山車整列完了
 (香取神宮入口交差点前より)

 18時00分〜 提灯への灯入れ・各町総踊り
 (各山車前)

 18時20分〜 通し砂切〜のの字廻し
 (香取神宮入口交差点前)

 随時    佐原囃子と手踊りの披露
 (おまつりステージ広場・随所)

 7月14日(日)

 10時00分〜 山車乱曳き

 15時00分〜 神輿の神幸
 (八坂神社〜各町内)

 随時    のの字廻し
 (おまつりステージ広場前)

 随時    佐原囃子と手踊りの披露
 (おまつりステージ広場・随所)

 「小江戸」「さわら」の「中心市街地」「佐原本宿地区」で行われる2004年に「国指定重要無形民俗文化財」に登録されている「祭礼」「佐原の大祭夏祭り」(八坂神社祇園祭)。
 この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「佐原の大祭夏祭り」(八坂神社祇園祭)詳細

 開催期間 7月12日(金)〜14日(日)

 開催時間 10時〜22時

 開催会場 佐原本宿地区 香取市佐原

 「おまつりステージ」での「郷土芸能」の「披露」スケジュール

 7月12日(金)〜14日(日)の「期間」随時「各町若連」による「手踊り披露」(佐原祭遊會)

 7月12日(金)

 14時〜   櫻鈴(さくらね)芸座連(鹿嶋市)

 16時〜   櫻鈴芸座連

 17時30分〜 櫻鈴芸座連
 7月13日(土)

 12時〜   鹿嶋芸座連(鹿嶋市)

 14時30分〜 鹿嶋芸座連

 16時30分〜 岸組(かしぐみ)芸座連(東庄町)
 手踊り・岸組踊り手連

 7月14日(日)

 12時〜   潮風會(ちょうふうかい)囃子連(潮来市)

 14時30分〜 潮風會囃子連

 16時30分〜 山之辺芸座連(佐原)

 「わくわく大休憩広場」スケジュール

 7月13日(土)

 11時〜   岸組芸座連(東庄町)

 13時30分〜 岸組芸座連 手踊り・岸組踊り手連

 7月14日(日)

 11時〜   山之辺芸座連(佐原)

 13時30分〜 山之辺芸座連
 手踊り・佐原祭遊會

 「伊能忠敬記念館前」

 7月13日(土)

 17時〜   鹿嶋芸座連(鹿嶋市)
 手踊り・佐原祭遊會

 7月14日(日)

 17時〜   潮風會囃子連(潮来市)

 問合わせ 香取市商工観光課 0478-50-1212

 備考
 「佐原の大祭夏祭り」では、「3年」に一度「本祭」が行われており、昨年(2012年)「年番引き継ぎ行事」行われ、「二井宿通り」を「先頭」に整列し、「年番引き継ぎ行事」、「曳き別れ」を行っています。





















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