本日ご案内するのは、となりまち「香取市」「境宮神社」で3月24日(日)に開催されます「境宮神社(さかいのみやじんじゃ)の十二面神楽」です。
「境宮神社」は、「香取市」「小見川地区」にある「香取市」「一の分目」に鎮座する「神社」で、「御祭神」は「豊受姫命(とようけひめのみこと)」を祀っています。
「境宮神社」の「境宮」の「社号」ですが、古代「この地」が「海上郡」と「香取郡」の「境」であったことから名付けられたと伝えられています。
今回ご案内しています「境宮神社の十二面神楽」は、江戸時代中期から伝わる「五穀豊穣」「祈願」の「祭礼」に行われる「十二座神楽」で、「一の分目」では「十二面神楽」と呼ばれているそうです。
「境宮神社の十二面神楽」は、上記のように江戸時代から伝わる「十二座神楽」で、「五穀豊穣」を祈願して、毎年3月27日の前の「日曜日」、「境宮神社」の「拝殿」で奉納されます。
「境宮神社の十二面神楽」は、「後継者難」で昭和43年を最後に二十年間途絶えた「時期」があったそうです。
しかし「村」の「皆さん」は、いつか「神楽」を「復活」させたいと願い、「神楽囃子」の「保存」に取り組んだそうです。
その後、「村」の「皆さん」の「努力」が実り、昭和50年代初めに「神楽囃子」が、次いで「区内」の「青年有志」により昭和63年に「十二面神楽」が復活(復興)しました。
「境宮神社の十二面神楽」ですが、現在は「一之分目神楽保存会」の「皆さん」が伝承しています。
「境宮神社の十二面神楽」ですが、「境宮神社」「拝殿」で行われ、「床」の位置も低く、「神楽」の「舞」を「撮影」される際は「脚立」が不要だそうです。
また「境宮神社」の「周囲」は「杉林」で囲まれており、「舞」も終盤にさしかかると、「西日」が「拝殿」の中に入ってゆくそうです。
「境宮神社の十二面神楽」では、上記のように「猿田彦命」から「建速須佐之男命」まで「十二座」が奉納されます。
「境宮神社の十二面神楽」の「演目」ですが、以下の通りとなっています。
「十二面神楽」
「猿田彦」
「三宝荒神」
「八幡」
「宇気母智之神」
「天手力男之命」
「天乙女之命」
「天宇受売命」
「恵比寿ひょっとこ」
「白狐」
「稲荷」
「榊葉」
「建速須佐之男命」
「猿田彦命」は、「境宮神社の十二面神楽」では、「土の神」とされており、「神楽」の「舞」のはじめを飾り、その後、上記のように「三宝荒神」、「八幡」、「宇気母智之神」、「天手力男之命」、「天乙女之命」と続き、「天宇受売命(あまのうずうめのみこと)」が奉納されます。
「天宇受売命」は、「天の岩戸」から「天照大神」を誘い出した「舞」で、「芸能の神」とされています。
その後、「恵比寿ひょっとこ」(恵比寿と火男(ひょっとこ))が奉納され、「神楽」の中で「商いの神」の「恵比寿」がお伴の「ひょっとこ」の「魚籠」に、活きた「鯉」を入れる「舞」が奉納されます。
その後、「稲作の神」とされ「田畑」を耕す「白狐」の後に、「稲荷」が奉納されます。
「稲荷」では、「種」を播きながら舞う「神楽」が奉納されます。
その後、「境宮神社の十二面神楽」では、「榊葉」、「建速須佐之男命」が奉納されます。
「神楽」の「〆(しめ)」を飾る「建速須佐之男命」の「舞」では、最後に「ヤマタノオロチ」を見立てた「天井」の「〆縄」を「真剣」で切って終了となるそうです。
「香取市」「小見川地区」に鎮座する「境宮神社」で江戸時代中期から「伝承」されている「伝統行事」「境宮神社の十二面神楽」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「境宮神社の十二面神楽」詳細
開催日時 3月24日(日) 12時〜17時
開催会場 境宮神社 香取市一ノ分目532
問合わせ 一ノ分目神楽保存会 0478-83-0335
備考
「境宮神社の十二面神楽」の「最古の面」には、寛政11年(1799年)の「紀年銘」が墨書されています。
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地域情報::香取 | 10:37 AM |