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「関万歳(せきまんざい)」(九十九里町)
 本日二つ目にご案内するのは、近隣市「九十九里町」「高産霊神社(こうさんれいじんじゃ)」で2月11日(祝・月)に開催されます「関万歳(せきまんざい)」です。

 「九十九里町」は、「山武郡」(旧「山辺郡」)の「町」で、「千葉県」の「南東部」の「太平洋」岸に位置し、「名前」の通り「九十九里浜」(九十九里海岸)(2012年5月11日のブログ参照)に面しており、「いわし」の「名産地」でもあります。
 「九十九里町」の「隣接」する「自治体」ですが、「東金市」、「山武市」、「大網白里市」(1月3日のブログ参照)が隣接しています。

 「九十九里町」の「沿革」ですが、1955年(昭和30年)3月31日の「片貝町」、「豊海町」、「鳴浜村」の一部(「作田」)が合併して「新設」され、「鳴浜村」の「残部」(「白幡」、「本須賀」)は「成東町」(現「山武市」)へ編入しています。
 「九十九里町」の「漁業」、「水産加工業」、「観光業」、「ガス事業」となっています。

 「九十九里町」の「漁業」(片貝漁港)には、主に「イワシまき網漁業」、「小型船」による「ハマグリ漁」、「観光遊漁船」(釣り船)の「3種」があり、有名な「地曳網(じびきあみ)」は、現在では「体験型観光」としてのみ行われています。
 「水産加工業」ですが、主に「カタクチイワシ」を「原料」とした「水産加工業」が行われています。
 「生産品目」ですが、「みりん干し」、「目刺し」、「丸干し」、「煮干」、「ごま漬け」、「野菜漬け」です。

 「九十九里」における「観光業」ですが、「海水浴」、「サーフィン」、「海釣り」などがあります。
 1970年頃まで「九十九里」における「観光」といえば、「夏季」の「海水浴」が中心で、「浜沿い」には「季節民宿」が存在していました。
 しかし、「自動車」の「普及」と「交通網」の「整備」により、「九十九里」は「首都圏」からの「日帰り圏」となったため、現在ではほとんど見られなくなったそうです。
 「ガス事業」ですが、「九十九里町」は「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)の中にあるため、「天然ガス」が噴出しているそうです。
 なお「九十九里町」「町内」の「ガス供給」は「町」が行っています。

 「高産霊神社」は、「山武郡」「九十九里町」「片貝」(上総国山辺郡)にある「神社」で、「旧社格」は「郷社」です。
 「高産霊神社」は「天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)」、「高皇産霊神(タカミムスビノカミ)」、「神皇産霊神(カミムスビノカミ)」を「主祭神」としています。

 「高産霊神社」は、天慶年間(938年〜946年)の「創建」で、往時は「本隆寺」を「別当寺」として「第六天神宮」と称していましたが、明治の「神仏分離令」で、「天御中主神(アマノミナカヌシノカミ)」・「高皇産靈神(タカミムスビノカミ)」・「神皇産靈神(カミムスビノカミ)」を「御祭神」とし、「社号」を「皇産霊神社」と改め、大正2年(1913年)「郷社」に列しました。

 「皇産霊神社」「敷地」589坪の「境内」には、「本殿」(瓦葺流造)、「幣殿」(銅板葺)、「拝殿」(瓦葺入母屋造)、「社務所」(瓦葺)が立ち並び、天慶年間(938年〜946年)の「創建」となっています。
 「皇産霊神社」ですが、往時は「本隆寺」を「別当寺」とし「第六天神宮」と称しましたが「建立者」は不明で、「第六天社」と称しました。

 「皇産霊神社」では、毎年正月13日は「祭礼日」で、昔の「3村」の「各部落」から「氏子」が「太鼓」などを載せた「山車」を先頭に「囃子」で囃しながら「皇産霊神社」へ向かい、「幟(のぼり)」を「鳥居」前に並列し、「神官万歳」を唱え「福」の「種」を撒きます。
 寛政6年(1794年)「小関村」と「片貝村」の「水争い」から「堰」を作り、「水」を分け合うようになったことを祝い「漫才」が行われたという「伝承」があり、「関万歳」になったと伝えられています。
 また「獅子舞」・「かっこ舞」の「奉納」もあるそうです。

 「関万歳」は、「皇産霊神社」の「祭礼」で、上記のように寛政6年(1794年)、「小関村」と「片貝村」の「水争い」から「堰」を作り、「水」を分け合うようになったことを祝い、「関万歳」(せきばんざい)(漫才が行われたという伝承もあり)現在の「関万歳」になったと伝えられています。

 「祭り」は、「昔」の「3村」の「鎮守」である「須原区」・「正一稲荷神社」、「屋形区」・「恵比寿神社」、「西」の「下区」・「八坂神社」から、(氏子)が「太鼓」などを載せた「山車」を「先頭」に「囃子」を囃しながら「皇産霊神社」へ向かうそうです。
 「関万歳」では、多くの「出店」や「獅子舞」・「かっこ舞」の「奉納」があるほか、「福」の「種蒔き」と呼ばれる「神事」がおこなわれます。

 「関万歳」は、昔の「3村」の「鎮守」である「須原区」・「正一位稲荷神社」、「屋形区」・「恵比寿神社」、「西の下区」・「八坂神社」から、「氏子」が「太鼓」などを載せた「山車」を「先頭」に「囃子」を囃しながら、「鞨鼓舞」や「獅子舞」の「舞手」や「関係者」が「皇産霊神社」へ向かい、「神社」の「隣近所」の「民家」で休息します。
 その頃「皇産霊神社」には多くの「参拝者」が集まり、「境内」に設けられた「特別舞台」で行われる「手品」を見物します。
 そしてまず「須原区」の「鞨鼓舞」の「メンバー」が「近所の民家」から入り、「神前」で「お払い」を受けたあと「特別舞台」で「鞨鼓舞」が行われます。
 「鞨鼓舞」は「一人立三匹」で「鞨鼓(鼓)」は持たないそうです。
 「獅子頭」は「龍顔」で、「舞台」正面に「語弊」を3本立て、比較的ゆったりと約20分間舞います。
 「舞手」は「小学生」で、この「鞨鼓舞」は、この後行われる「獅子舞の厄払い」(場所を清める)のために「舞い」だと言われています。

 「関万歳」では、「獅子舞の厄払い」に続いて、「餅まき」が行われるそうです。
 「餅」は、「紅白」の7〜8cmの「丸餅」で、1個づつ「ビニール」で包まれ、「餅」には、10〜20個に1個の「割り」で「赤」「黒」などの「紙」が入っており、それぞれ「ラーメン」「タッパー」などが当たるそうです。
 昔は、「福の種まき」といい、「餅」と「籾種」と「赤大豆(ささげ)」といったものをまき、これを「家」の「神前」に供え「丘万作」・「浜大漁」・「家内安全」を祈ったと言われていますが、現在は「餅」のみがまかれるそうです。
 「餅まき」は、3回行われる「鞨鼓舞」、「獅子舞」の後に3回行われ、「餅」は豪勢に計「4俵」(約240kg)もまかれます。
 「鞨鼓舞」は、「小学生」のみの「舞手」が舞いますが、続く「屋形区」・「西の下区」の「獅子舞」は、それぞれ「小学生」と「青年」の「2組」づつが舞います。
 「獅子舞」は、「2人立1匹」で、「小学生」は「獅子」には「道化」が「面」を付けて現れ、「獅子」を「餌」で釣ったり、からかったりします。
 「舞」は、「手振り」、「足運び」など熟達した「白熱」の「演技」だそうです。
 「関万歳」にも参加する「西の下」の「獅子舞」は、「八坂神社」に伝承されており、この「獅子舞」は、文政2年(1819年)に「八坂神社」が「創建」されたときに、「江戸」の「魚河岸」から「神輿」が寄贈され、その「神輿」の「露払い」として「獅子舞」を伝習されたのが「はじまり」とされています。
 「西の下区」の「獅子舞」は「千葉県」の「県指定無形文化財」に指定されています。
 なお「関万歳」は昔、旧1月13日〜14日で催行されていましたが、数十年前から2月11日に変わったそうです。

 「地元」の「丘万作」「浜大漁」の「守護神」として「信仰」のあつい「九十九里」の「古社」「高産霊神社」の「例祭」「関万歳」。
 この機会に「九十九里町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「関万歳」詳細

 開催日  2月11日(祝・月)

 開催会場 皇産霊神社 山武郡九十九里町片貝前里地区

 問合わせ 九十九里町観光協会 0475-76-9449

 備考
 「九十九里町」には、「町」と「九十九里町観光協会」が1964年に制作した「九十九里音頭」という「新民謡」があるそうです。
 「九十九里音頭」の「作詞」は「星野哲郎」さん、「作曲」は「米山正夫」さんで、「北島三郎」さんと「五月みどり」さんの「歌唱」により「日本クラウン」から「レコード化」もされています。
 現在は「夏」に開催される「ふるさと祭り」などで聴くことができます。
 「関万歳」の行われる「皇産霊神社」は、「通称」「産土(うぶすな)さま」と呼ばれ、「地域」の「人々」に親しまれています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1560 |
| 地域情報::九十九里 | 10:34 AM |
「SL運転記念」「うまいもん市」(香取市)
 本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「JR佐原駅」「北口駐車場」で2月9日(土)〜11日(祝・月)の期間開催されます「SL運転記念」「うまいもん市」です。

 「香取市」は、「千葉県」「北東部」の「都市」で、2006年3月27日に、「佐原市」と「香取郡小見川町」、「山田町」、「栗源町」が合併して成立しました。
 「香取市」は、「水郷」と呼ばれる「国道51号線」沿線の「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)付近の「都市」のひとつであり、「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)の「門前町」として有名です。
 「香取神宮」は、「武神」を祀っていることで有名な「神社」であり、このために近隣では「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)を擁する「鹿嶋市」との関係が深いそうです。
 なお、「かとり」という「地名」の「語源」については、「梶取」、「神鳥」、「鹿取」など諸説あり、はっきりとしませんが、「香取」という「表記」は「万葉集」(2436番)に見られるそうです。

 「香取市」は、上記のように「千葉県」の「北東部」に位置し、「利根川」を挟んで「対岸」の「茨城県」と接しています。
 「香取市全体」が「低地部」と「台地部」で占められていることから「田畑」に適しており、「農業」が「基幹産業」となっており、「米の出荷量」は「千葉県」で「第1位」を誇ります。
 「香取市」の「特産品」ですが、「米」(8月のお盆過ぎには「稲刈り」が始まり、「早場米」の「産地」として知られる)、「サツマイモ」(ベニコマチ・ベニアズマ)(2010年10月30日のブログ参照)、「ニラ」、「ネギ」、「ゴボウ」、「梨」(水郷梨)(2010年9月10日のブログ参照)、「ブドウ」(千葉県一の生産)(2010年8月17日のブログ参照)、「カサブランカ」(ユリ)、「日本酒」(2011年2月2日のブログ参照)、「醤油」(2011年5月25日のブログ参照)等となっています。

 この度、「JR東日本」「千葉支社」は、今年(2013年)1月から3月の「おいでよ房総 春!いろどりキャンペーン」の「一環」として2月9日(土)・10日(日)・11日(祝・月)に「快速SLおいでよ銚子号」「DLおいでよ佐原号」(2月5日のブログ参照)を運転実施し、「運転」にあわせて「記念」した「イベント」を実施しています。
 「SL運転記念」「うまいもん市」ですが、44年ぶりに「SL運転」「JR佐原駅」から「JR銚子駅」間の「運行」を記念して開催されます。

 「SLおいでよ銚子号」「DLおいでよ佐原号」の「運行概要」ですが、「SLおいでよ銚子号」「DLおいでよ佐原号」の「運転区間」は共に「JR銚子駅」から「JR佐原駅」の「区間」で、途中「JR笹川駅」に「停車」するそうです。
 また「SLおいでよ銚子号」の「運転編成」は「C61-20号機」+「旧型客車」6両+「DE10ディーゼル機関車」となっており、「DLおいでよ佐原号」は「DE10ディーゼル機関車」+「旧型客車」6両+「C61-20号機」となっています。

 「SL運転記念」「うまいもん市」は、「ご当地グルメ」の「物産展」で、「香取市内」をはじめ、「水郷地域」・「北総地域」の「特産品」を使った「ご当地グルメ」を紹介・販売するそうです。
 「SL運転記念」「うまいもん市」では「SL」の「見学」とあわせて、豊かな「自然」に育まれた「良質」な「食」の「魅力」も楽しめるそうです。
 また「SL運転記念」「うまいもん市」において「鹿嶋市」、「潮来市」、「香取市」及び「近隣自治体」の「ご当地キャラクター」登場や「うまいもん市」において「佐原の山車」及び「佐原囃子」(2012年2月23日のブログ参照)・「手踊り」の「披露」が行われます。

 「SL運転記念」「うまいもん市」の「出店団体」、「出店内容」(販売品)ですが、「香取市農産物販売促進協議会」の「焼いも」、「道の駅水の郷さわら出荷者協議会」の「芋スティック」、「水郷佐原優良観光みやげ品名店会」の「菓子」「コロッケ」「佃煮」「漬物」、「東薫酒造」の「日本酒」「酒まんじゅう」、「佐原ふるさと産品育成会」の「もなか各種」「いもようかん」「いも大福」「イモドーナツ」「芋きんつば」「芋アイス」、「虎屋菓子舗」の「苺大福」「焼きだんご」、「宮本米菓」の「米菓」、「道の駅水の郷さわら」の「落花生」「ぬれ煎餅」「切符」「やきそば」「お好み焼き」、「道の駅くりもと」の「豚汁」、「八木清商店」の「ジャージャー焼きそば」、「サンライズファーム」の「ジャンボフランクフルト」「ターキーレッグ」「ハムグリル」、「水郷佐原観光協会」の「落花生」「干しいも」「手作りジャム」「おにぎり」「甘酒」、「水郷三都観光推進協議会」の「観光PR」「切手」「ストラッブ」「サブレ販売」となってい
ます。

 なお「SL記念式典」として2月9日(土)に「JR佐原駅」「3番線ホーム」にて「佐原駅出発式」を催行し、「式典内容」は「香取市長」と「JR千葉支社長」と「子供駅長」による「出発合図」「花束贈呈」、「ヘッドマーク受け渡し」、「くす玉開花」等となっています。
 また「JR佐原駅」での「イベント」ですが、上記記載の「うまいもん市」(物産展)開催、「JR佐原駅」構内で「ふるまい酒」(東薫酒造)の実施、「JR佐原駅」「北口」(旧4番線跡)へ「SL見学コーナー」設置、「JR佐原駅」に「雛人形飾り」でお出迎え、「子供用ミニ駅長制服・制帽」での「撮影会」、「JR佐原駅」「ホーム」において、「駅長犬」・「チーバくん」登場が行われます。

 44年ぶりの「JR成田線」での「SL運行」を記念し開催される「イベント」「SL運転記念」「うまいもん市」。
 この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「SL運転記念」「うまいもん市」詳細

 開催期間 2月9日(土)〜2月11日(祝・月)

 開催時間 10時〜15時

 開催会場 JR佐原駅北口駐車場 香取市佐原

 問合わせ 水郷佐原観光協会 0478-52-6675

 備考
 「SL運転記念」「うまいもん市」の「会場」「北口駐車場」では「ミニ新幹線」(E5系)運転が行われます。
 「JR佐原駅」での「イベント」ですが、「荒天」の場合は中止となり、「開催時間」は10時〜15時ですが、「最終日」(2月11日)は14時半までとなっています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1535 |
| 地域情報::香取 | 09:02 AM |

 
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